手術方法

硝子体手術とはどうゆうもの?

簡単に説明しますと、眼球内の治療の為に硝子体を除去し、変わりに液体または空気やガスを注入する手術です。 主に、硝子体が出血等により濁りがある場合等はそれを除去したり、または網膜剥離等の網膜自体に治療が必要な場合も、手術をする為に硝子体を除去します。

手術を行う為には、眼球に3カ所器具を挿入する必要があります。ひとつは照明器具。治療の際目の中を確認する為に使います。 もうひとつは人工内液を挿入する為の器具。手術の為に切除された硝子体の変わりに溶液又は空気やガスを注入し、眼球の形を保つ為に使います。 そして最後は、網膜等の治療をする為の切除器具です。治療を行う為特殊なカッター又はレーザー治療を行う際の使います。

その後、顕微鏡を使いながら眼球内を照らす照明を頼りに治療をおこなっていきます。 硝子体手術は細かな作業を必要とする、非常に高度な手術です。手術中は頭や体を動かしたりしないようにしてください。

手術図

入院について

硝子体手術後は、基本的に入院が必要です。その後もすぐの仕事復帰は控えて、自宅で安静にしてください。仕事復帰は約1ヶ月後を目安に考えていただければと思います。

また手術中目の中に空気や特別なガスを入れた場合、手術後は 1日〜2日うつ伏せの状態で寝ていただくことが重要です。目的は、手術を施した網膜を空気やガスでおさえる為ですので、体勢は出来るだけうつ伏せの状態でお願いしております。仰向けになってしまいますと網膜がおさえられなくなるだけでなく、ガスによっては水晶体にふれるとよくないものもありますのでそこは注意が必要です。

ただし、ずっとうつ伏せの状態は大変辛いですので、椅子に座っていただいたり頭から下の体勢は変えても構いません。

退院後は定期的に通院していただくことが大事になります。
経過によっては再手術になってしまう場合もありますので、医師の指示にしたがい経過を見ていくことになります。

手術費用

  1割負担
高齢者(70~74歳)
後期高齢者(75歳~)
3割負担
高齢者(70~74歳)
後期高齢者(75歳~)
3割負担
その他の方
硝子体茎顕微鏡下
離断術
(網膜付着組織を含むもの)
片眼 両眼 片眼 両眼 片眼 両眼
¥42,000 ¥84,000 ¥126,000 ¥252,000 ¥126,000 ¥252,000

診療のご予約・お問い合わせは受付:AM9:00~12:00    PM4:00~7:00 (土・木曜日の午後
と日曜日・祝日を除く)TEL:0562-44-0007